R-PUR工法(現場発泡ウレタン軽量盛土工法)の特徴
材料特性
- 環境に優しい
- 環境ホルモン・代替フロンを使用しない水発泡
- 軽量であり、盛土体として十分な強度を持つ
- 密度:36±4kg/m3
圧縮強度:120kN/m2以上(許容圧縮応力度:60kN/m2) - 耐薬品性に優れている
- ガソリン、軽油、亜硫酸等に溶けない
- 使用温度範囲:-70℃~80℃
- 地熱が高い場所(温泉地等)の使用可能
- 水を通さない
- 吸水量 0.6g/100cm2(測定値)
*地下水位等による浮力を考慮 - 発泡中(化学反応時)の水の混合に注意
- 施工時、雨養生テント、排水を施す
但し、発泡後は、水と反応しない
施工特性
- 施工ヤードが小さい
(≒3m*12m) - 現道の通行を確保して施工可能
4t車(施工システム搭載)+原料(ドラム缶:1日分) - 現場に応じた自由な形状施工が可能
- 現場発泡施工のため、曲線部、凹凸部、細部まで充填可能
(間詰め砕石不要)
現場カットによる廃材が出ない - 1日の施工量
- 118m3/日(施工機械一台当たり標準)
- 工期短縮可能
- 中間床版、間詰め砕石不要
- 雨天時の施工には雨養生仮設が有れば施工可能
構造特性
- ウレタン樹脂の接着特性により一体構造となり、自立性が高い
- ウレタン層間、H鋼、コンクリート(壁面材等)への接着効果が大きい
- 中間床版及び間詰め砕石等を必要としないため、軽量性が高い
- 保護コンクリートを縦断勾配で設計、施工可能
- 空隙がない構造体
(ウレタン単体での軽量盛土体を形成) - H鋼フランジ間へ充填施工